ところで、そもそもなぜZUNDAは、Keeper を選んだのですか?
「SSO のサポートが一番良かった」からですね。
今でもそうだと思うけど、Keeper へのログインに SSO が利用可能であることは、セキュリティ製品を取り扱う弊社としても大事な要素。様々な IdP と連携していたり、SCIM 連携という観点でも Keeper が一番良かったんです。
あとは、他のパスワードマネージャーに比べて、日本語翻訳の品質がよかったんですよね。
そもそも翻訳されていないパスワードマネージャーが多くて、情シスや開発部門だけではなく、社員全員が使えるという点で、日本語に翻訳されているのは大きなアドバンテージでした。
では、法人利用という点では Keeper ほぼ一択だったんですね。
当時も、そして現在も継続して Keeper が良いと思う点は、やはり Enterprise 機能が充実している点かな。
Enterprise 機能がないと、お客さんの課題に対応できない。
今まで話題にあがった、Keeper の Enterprise 機能をまとめると、
・Keeper への SSO ログインのサポート、プロビジョニングや SICM 連携といった IdP 連携の充実
・ユーザーアクティビティの詳細ログの取得
・共有フォルダの概念や設計
・これらを支えているセキュリティ設計
という点ですかね。
パスワードマネージャーは、一度作ったら基本設計を変えられないのかなと思います。
例えば、他のパスワードマネージャーの場合は、ボルト単位で個人もしくは共有の保存領域を区別していきます。そのため、個人のボルトのアクティビティログがとれない。
こういうのって、表面的な機能面のアップデートがあったとしても、そもそもの設計の問題なので、Enterprise 利用においては限界があるかなと思っています。
一方で、Keeper は hanae さんが言っていたような、Keeper の Enterprise 向けの機能や、設計思想とかは今後も変わらず優位性があると思う。
もちろん、実際使ってみて使いやすい UI/UX であることも重要です。
こればっかりは好き嫌いがあるので、触った感覚も大事です。
2年前からこういった点を評価して Keeper を取り扱っているZUNDAは、ものすごい先見性ですね。
最後に、お客様とコミュニケーションをとるなかでどんな思いで、営業・サポートしているか聞かせてください。
まずは、一番お客さんとのコミュニケーションが多い hanae さんの意見を、聞きたいところですね!笑
そうですか(笑)。
私は、「Keeper は使ってもらってナンボ」と思っているので、ユーザー説明会は「Keeper がいかに便利か」「使うハードルそんなに高くない」というのを意識して伝えるようにしていますね。
あとは、他のパスワードマネージャーからの乗り換え手順を正しく伝えることや、Keeper 導入後は他のパスワードマネージャーの機能を OFF にすることなど、「ユーザーに利用してもらう適切な環境を提供」することも大事だと伝えるようにしています。
masaru さんはどうですか?
ZUNDAの強みとして、プロダクトを作ったことがある人が多いので、設計や動きをみただけで、Keeper のやりたいことがなんとなく分かる。だからこそ、Keeper 社もわりと、ZUNDAの意見を聞いてくれていると思っています。
日々、テクニカルサポートを行っているなかで、わりとお客さんから不具合を聞きます(笑)。それはある意味使ってもらっている証拠で、かつ改善が早いのが Keeper の特徴なので、引き続きお客さんと Keeper の間に入って、上手いことブレーン役になっていきたいと思っています。
この半年から1年くらいで「Keeper といえばZUNDA」というブランディングができてきました。
その分、お客さんのZUNDAへの期待値も上がってきていると思うので、営業でもサポートのときでも、正しい情報を伝えていきたいなと思います。
Keeper で相談いただくお客さんは、基本「セキュリティに何かしらの課題がある」というお客さんが多く、総合的に相談されることが多くなってきました。「PC をどう守るのか」「Web サービスを経由した情報漏洩をどう対策すべきか」とかですね。
ZUNDAは、Keeper はもちろんだけどそれ以外のセキュリティサービスも取り扱っています。そして多岐に渡るお客さんの課題に、全方位に対応できます。そういったところも含めて価値を提供していきたいなと思っています。