IT Admin Blog>Keeperの記録の項目をカスタマイズ Template機能のご紹介 Keeperの記録の項目をカスタマイズ Template機能のご紹介
Keeper での記録の項目をカスタマイズ
会社の勤怠システムなどのログイン画面で、ユーザIDとパスワード以外に「企業ID」といった欄を設けているサイトもあるかと思います。 このようなWebサイトのログイン情報をKeeperで保存する場合は、ユーザID・パスワード以外の企業IDの欄に入力する内容も記録でき、Keeperの autofill で自動入力されたほうが便利でしょう。
ID, Password 以外の入力項目の値を設定して、Keeperに自動入力させるための機能で「カスタムフィールド」というものがございます。 このカスタムフィールドの使い方については、昨年の記事の「
Keeper機能紹介: カスタムフィールド 」にて紹介させていただきました
Keeper機能紹介: カスタムフィールド
Keeperの「カスタムフィールド」機能を使いこなすと、サイトの入力を便利にするだけでなくセキュリティを高めることもできます
IT Admin Blog by ZUNDA
そして、組織内でカスタムフィールドの組み合わせを共有するための「カスタムの記録タイプ」というものもございます。
今回は 「カスタムの記録タイプ」についてご紹介します。
カスタムフィールドの設定
ログイン画面では、ID, Password に加えて「企業ID」という項目にも値を入れる場面があるとします。 この場合にはカスタムフィールドに「企業ID」というものを追加すると自動入力されます。
記録の作成または編集において、「記録タイプ」では「ログイン」を選択します。
下の方の「(+) カスタムフィールド」と表示されている部分をクリックし、フィールドの種類では「テキスト」を選択します。
追加したカスタムフィールドの「ラベルの編集」部分をクリックし、ラベル名を編集します。 ラベル名は画面上に表示されている名前か、ログイン画面のHTML Form での<input>
要素の属性name="..."
に書かれている値を指定します。
ラベルの値には、その項目で入力したい値を入れます。例えば企業IDの12345678
などを入力します。
この設定の際で間違えやすいところですが、記録タイプで「ログイン」を選択いただくことです。 記録タイプ「ログイン」を選択いただくと、その記録のカスタムフィールドはWebページでの自動入力に利用されます。他の種類の記録タイプですとWebページでカスタムフィールドの自動入力がされません。
カスタムの記録タイプ
「カスタムの記録タイプ」はKeeper EnterpriseやBusinessに導入されている機能で、記録タイプをユーザ自身で作成できます。 先程ありましたカスタムフィールドの組み合わせを「カスタムの記録タイプ」とすることもできます。
「カスタムの記録タイプ」の作成と、カスタムの記録タイプを利用した記録の作成は、Keeper Administratorの権限を持ったユーザ様にご利用いただけます。
「カスタムの記録タイプ」は、このような手順で作成してください。
Vault画面の左側の「カスタムの記録タイプ」をクリックします。カスタムの記録タイプの作成ボタンを押します。
Webサイトへのログインのための記録でしたら、記録のタイプでは「ログイン」を選択してください。(他の種類を選ばれますと、ID, Password以外のカラムの自動入力がされません。)
入力すべき項目を追加します。 例えば種類はテキストで「企業ID」といったカラムを追加します。
他には ID, Passwordなどの項目を必須入力とすることもできます。
これらのWebページで入力する項目の調整が終わりましたら、保存を押して カスタムの記録タイプ の設定を完了してください。
カスタムの記録タイプ を用いて「記録」を作成される場合は、「カスタムの記録タイプ」を選んで、「記録を作成」ボタンを押してください。
記録の作成画面では、カスタムの記録タイプ で設定した項目が入力可能となっております。
カスタムの記録タイプ のご活用事例
実際のご活用事例ですと、例えば勤怠入力システムのログイン情報を新規入社された方にお渡しする際にご活用されているとのことでした。
勤怠入力システムには「企業ID」とID,Passwordの入力欄があり、これに合わせた「カスタムの記録タイプ」を準備
勤怠入力システムで発行したユーザアカウントごとに、Keeperで「カスタムの記録タイプ」から作成する「記録」にログイン情報を保存します。
作成したKeeperの「記録」は共有機能を用いて勤怠入力するユーザ様に共有し、所有者を勤怠入力するユーザ様に変更します。
アカウントの作成と配布では、アカウント発行される管理者様での作業も多くあるかと思います。カスタム記録タイプなどをご活用いただいて、アカウント作成と配布の業務を安全に実施いただけたら幸いです。
安全なアカウント情報の受け渡しと、その後の利活用で、Keeper でお役に立てる場面が多くあるかと思います。 ぜひ Keeper をご活用ください。
Keeper managed by ZUNDA について
ZUNDA株式会社は Keeper Security Inc 認定のMSP代理店として、パスワードマネージャーKeeperを法人・組織の皆様にお届けしております。
組織におけるパスワードの管理の効率化やセキュリティの向上を実現すべく、日本語による充実のサポートと運用管理(マネージドサービス)を日本のお客様に提供します。